辛口太郎のブログ

日々思ったことを思うままに。

【思い出】マイスープと 餡かけ丼

学生時代、生まれて初めての情報処理の授業。

 

父親がPC98パソコンで持ち帰り仕事をしていたこともあり、私も業務アプリやゲームを通じてそれなりにコンピュータに触れていました。

 

教室の大画面TVモニタに映し出される、キーボードのキー位置やマウス操作を見せながらの講師の操作や説明は、大変分かり易い授業ではありましたが、私にとっては正直退屈でした。

 

授業でたまたま隣り合わせた女学生。

 

キーボードやマウスに触れるのが初めてのようで、緊張している模様。

 

でも初めての時なんて何事も右も左も分からないものですよね。

 

演習の際、横目で見ていても、目が回っているような焦り様だったので、フォローさせて頂きました。

 

そんなこんなで3か月ぐらい同じ感じで授業を受けました。

(書いていて懐かしさがこみ上げてきた。)

 

ノートパソコンを買った話を訊き、どうやらコンピュータに興味を持ったらしく。

 

しかし肝心の設定やらオフィスアプリ、インターネット環境については全く無知な模様。

 

分かる範囲で構わないので、とフォローをお願いされました。

 

当時はまだ光回線はなく、電話によるアナログ通信下でのインターネットが当たり前の時代。

 

インターネットが普及しだすのは、これから、という頃です。

 

自宅で契約している通信プロバイダやモデムの設定も再確認し、土曜日のお昼過ぎに彼女のお家へGO。

 

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お邪魔早々、ご両親から日頃のお礼まで頂き、笑いながら「いやいや、大したことしてないっす!」と言ったことをまだ覚えています。言い方もそのままですw

 

プロバイダによる戸外の通信は準備万端なので、インターネットは家の中の設備や設定のみ。

 

パソコン上の設定は直ぐに終わりましたが、部屋までの配線が一苦労。

 

同級生のお父様や弟さんにも協力頂きならが、3部屋への配線作業。

 

既に夜になっており、お父様から「今日は泊っていきなよ~」とのこと。

 

帰宅時に使う一部の路線バスにも間に合いそうになかったので、お言葉に甘えさせて頂きました。

 

夜は美味しい家庭料理もご馳走になり、特に中華風スープが美味しく思いました。

 

同級生のお母様からも「遠慮しないで沢山お代わりしてね」と言われ、2回ぐらいお代わり頂いちゃいました。。。

 

食後、作業を再開し、その日のうちに何とか整備が完了しました。

 

同級生が入浴の間、弟さんの部屋で、同級生のお父様、弟さん共に初のインターネット体験で感動していました。

 

暫く色々なページにアクセス、、、二人とも男同士、○○○な画像には興味津々でした。^^

(同級生が入浴中で本当に良かった。。。)

 

入浴を終えた同級生「あたしより先にインターネット、ずるーい」

うる覚えですが、確かそんないい方だった気が^^;)

 

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翌朝、朝食は餡かけ丼を頂きました。

 

私の朝食は実家でも大抵パンでしたが、朝の餡かけ丼も結構いけると初めて知りました。

 

朝食を頂きながら、何か思うことがあったのですが、その時は気づきませんでした。

 

昼前にはPCの設定説明の続きとオフィスアプリについて説明を終え、「お昼も食べてって」とお誘いを頂きましたが、その後の外せない用事も控えていたので、頂いた2回の食事と宿泊のお礼を述べて、同級生宅を後にしました。

 

次の日コンピューターの授業で同級生と再会し、お互いお礼を伝えあった後で、餡かけ丼がとても美味しかったことを伝えました。

 

「あ~、あれ夜の残りに片栗入れて、餡かけにしたんだよ。」とのこと。

 

確かに同じ味でした。朝食を頂いた時に気づかなかったことはそれでした。

 

中華風スープの残りを暖めて、水で溶いた片栗粉を入れて、中華丼の餡かけに。

 

同級生宅では中華風スープが皆大好きで、大きな鍋に大量に作り、スープとして数日食卓に並び、少なくなったら、水で溶いた片栗粉で餡かけ丼の餡にするということでした。

 

更に「具も毎回違うから飽きないんだよね~。」と言われ、唯々納得。

 

目から鱗の当時の私。下宿先生活でのメニューに含めたのは言うまでもありません。

 

学校帰りに苦学生スーパーへ。早速片栗粉を買いました。

 

苦学生スーパーとは下宿先傍にあったディスカウントストアです。^^;)

 

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学生時代のマイスープレシピは大体こんな感じでした。

ぶっちゃけ量は適当(自分の口に合えばそれでイイ)です。

 

出汁や味付けは好みと気分で適当に

  • 各種スープの素(コンソメ、鳥がら、中華、牛骨、豚骨)
  • 塩コショウ
  • 醤油
  • 白だし
  • ごま油(最後の仕上げに少量)

 

具材も好みと気分、お値段次第で適当に

  • 豆腐(食べやすい大きさに切って)
  • 卵(沸騰中に溶いた生卵を入れて、散らす)
  • きのこ類(食べやすい大きさに切って)
  • 野菜類(ちんげん菜、小松菜等の葉物類を食べやすい大きさにカット、もやしも意外とイケた)
  • 肉団子(鳥・豚・魚、小さい、薄い方が火が通りやすく、食べやすい)

 

当然残ったスープで餡かけづくり。

沸かしたスープに、水で溶いた片栗粉を入れて、とろみを出す。

そのままでは餡の味が薄いので、醬油や白だし、塩コショウ等で少々味を濃くして混ぜ混ぜしてから、皿に盛ったご飯にドロリ。

 

翌朝の自宅ご飯の機会が増えました。

 

沸かしたスープに肉団子が入っていなければ、お肉(挽肉やこま切れ肉)を入れても美味しく頂けましたので、結構お勧めです。

 

なお味噌汁や味噌ラーメンも好きな私でしたが、味噌風味の餡かけは、自分の口には合いませんでした。

(他にどんな調味料、具材で試したっけ。。。大分忘れ気味。)

 

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今思うとキーマカレーと同様、スープや餡かけ丼も祖父に食べてもらいたかったと思います。

 

6月のお墓参り。都合よく事前に作れたら、持参しよう。

 

下らない思い出話に最後までお付き合い頂きまして、誠にありがとうございました。