辛口太郎のブログ

日々思ったことを思うままに。

【思い出】おふくろの味

2023年6月。

 

数年ぶりに親子水入らずの実家家族で、車での1泊2日の国内小旅行へ。

 

目的地は群馬県

 

富岡製紙場こんにゃくパークめいたいパーク、その他、数か所の道の駅巡り。

 

道の駅巡りは実家に居たころからの定番です。

 

何よりお勧めなのは新鮮野菜。何でもかんでも、ではないですが、比較的、量も安さも半端ないです。

 

コロナのせいで、長らく不要不急の外出を控えていたこともあり、家族皆、至る所で飲み食いしまくりました。

 

旅程は、、、

初日は工場見学(午前)とこんにゃくパーク(午後)。

アミューズ富岡で一泊

2日目は道の駅めぐり(午前~午後)とめいたいパーク。

 

その後、こんにゃくパークへ再度寄り、予定していたお土産を買いまくり。

 

パーク傍の道の駅の食堂で特製手作りピザを食べる予定でしたが、既に閉店後だったので、泣く泣く高速に入って帰路へ。

 

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初日のこんにゃくパークは、お昼を済ませるには物足りなさを感じますが、こんにゃくいもの加工方法と様々な調理方法は大変勉強になりました。

 

またこんにゃくの試食コーナー(無料)、これは大変お勧めです。

 

私のおすすめはこんにゃくで作ったラーメン。

 

麺つゆの味に大分助けられているとは思いますが、家族皆、旨い、でした。

 

スーパーや物産展等で売られていても良い位の味なので、見かけたらいかがでしょうか。

 

そして白滝や糸こんにゃく(どちらも縛ってないやつ)の唐揚げ。

 

天つゆとの相性抜群です。自宅で揚げる天ぷらの具材にも追加確定です。

 

めんたいパークですが、巨大めんたいおにぎりや明太パスタもとても美味しゅうございました。

 

味は最高でした。観光地だけに「異様にお高い!」と思いましたが。。。

 

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(巡った順序が前後しますが、)

 

旅行中、私が最も感動したのは、道の駅で食べた、下仁田で有名なネギ、そのネギで作った、下仁田ネギの唐揚げです。

(お店のメニューでの商品名は完全に失念しました。)

 

売店のお姉さんに訊きましたが、ぶつ切りにして単に揚げただけ。

 

元々朝食後に小腹が空いた兄弟が、皆にコロッケを振る舞い、+で注文したものでした。

 

コロッケパクリ、それは食べなれた味でしたが、下仁田ネギが入っているとは知らず、何かの唐揚げパクリ。

 

( ゚д゚)ハッ!、ナニコレ、超(゚д゚)ウマー

 

片手に持っているコロッケを忘れてしまう位、美味しい。

 

ネギの苦さは一切なく、歯ごたえもザクザクではなく、ブニュっと柔らかく、甘みのある食感。

 

正直、下仁田ネギの食べ方で、これ以上に美味しい食べた方があったら教えて欲しいと思う程でした。

 

もしかしたら下仁田ネギならではの美味しく頂ける、調理方法なのかもしれませんね。

 

下仁田の道の駅に寄られ、売店メニューに下仁田ネギの唐揚げがあったら是非。

 

、、、検索したら、見つかりました。

道の駅しもにた

 

白滝や糸こんにゃく同様、今度下仁田ネギを手に入れたら、唐揚げ、挑戦します。

 

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帰りの高速、兄弟が運転し、私が助手席。

母が後部座席で転寝中。

 

転寝前は大好きなスマホゲームをしていましたが、めんたいパークで食べたおにぎりとパスタで、お腹も大満足。

 

その後のお買い物であっち行ったり、こっち行ったりで、お疲れモードのご様子。

 

バックミラーに移る母の姿を見つつ、始終兄弟で雑談しながら、実家に向かっていました。

 

食べたかった特製手作りピザ(確か味噌味だったかな、、、忘れた)が食べれなくて悔しかった話に始まり。

 

仮に食べていたとしても、食べきれなかったであろうこと(それだけめんたいパークのボリュームが半端ない量でした)。

 

後でピザを食べる予定なのに、その前のめんたいパークでドカ食いするような注文の仕方が、その時に限った話ではないこと(いつも誰かが残して、もったいないから別の誰かが平らげる)。

 

旅行中に腹に入れたもので何が当たりで何が外れだったか。

 

食に関する雑談が続き、気づいたら母や祖母が作った懐かしの料理の話になっていました。

 

今回の旅行に出かける際、高速の車中で食べた、母の握ったふりかけご飯のおにぎりが美味しかったこと。

 

ふと兄弟がこれまで食べてきたあらゆる料理を振り返り。

 

「家の食事が一番美味しいと思わない?」

 

自分もよくよく考える。( ゚д゚)ハッ!、それ言えるかも。

 

ミートソース、ハンバーグ、煮物、シチュー、ラーメン、餃子、その他言葉では説明できない(というか料理の名前を忘れている)ほどの多くの料理。

 

美味しいと思ったことはあっても、不味いと思ったこと、一度もない。

初挑戦でイマイチであっても、2回目は私たち兄弟の口に合う味になっている。

 

学校の給食やレストランの料理、お菓子屋のお菓子だって、勿論美味しかった。

(いや、学校の給食は不味いと思うものがあったな。。。なんだっけ。。。)

 

それでも母や祖母の作った料理やお菓子の方が美味しいと思うのはなんでなんだろうか。

 

祖母の栗ご飯と母の栗ご飯。

 

大きな違いはご飯や栗の甘さ。

 

母は甘じょっぱい。それに対して祖母はしょっぱさが控えめで、どちらかというと甘い。

 

でもどちらも美味しく、甲乙つけがたい。

 

だが、2人が作った栗ご飯以外の栗ご飯を食べても、不味いとは思わなくても、2人が作ったものより美味しいと思ったことがない。

 

全く不思議です。食べ慣れた味を感じると、無意識に体が喜んだり、懐かしんでいるのかもしれません。

 

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祖父が他界し、祖母が1人になり、ホームに入所して早7年。

 

孫たちのためにだったら、手間のかかる面倒な料理でも一生懸命作ってくれた祖母でしたが、祖父が無くなる頃には、お米を研いだり、卵を割ることすらも難しくなりました。

 

学校の長期休暇で旅行に出かける際は、前日遅くまで、当日早起きして、おはぎ、サンドイッチ、鮭のおにぎり、寒天、スイートポテト、赤飯、、、色々準備していました。

 

目的地へ向かう、祖父が運転する車の中で、兄弟共に美味しく頂いたこと、旅行の嬉しい思い出の一部です。

 

それらも不思議と、スーパーで販売されているものや食堂や菓子屋のものより、好きな味でした。

 

就職先が決まり、大学卒業を間近に控えた頃、何度も実家に電話しては、何か食べたいものは無いか、訊かれました。

 

今思うと、色んな料理の作り方を教わって、作れなくなった祖母に作ってあげれば良かったと後悔しています。

 

(今のご時世、入所した人への、手作り料理の差し入れは、NGなんですよね~。)

 

柔らかく煮込まれた、1cm厚の牛タンのシチュー、何度作って貰ったことか。。。

 

(私が)亡くなる前にもう一度食べたい味でした。

 

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兄弟で、お家料理が一番、という話をどこから聞いていたのか。

 

気が付いたら、超ゴキゲンな顔でスマホゲームを再開している母。

 

母   :今日は帰ったら何作ろうかー?^^

兄弟共に:まだ食べられるんか~い!^^;(マジですかー)

 

いつも美味しい手料理をありがとう。お陰様ですくすくと成長できました。

 

いつまでも健康で長生きして、これからも美味しい料理を作り続けてください。

 

あ、でも体重増加で、関節痛が日に日に増しているみたいだから、食べ過ぎには注意してね!

 

今回も長々とくだらない話にお付き合いくださいまして、ありがとうございました。